2025.11.28
2025年11月27日、コアテック27年新卒採用サイトがオープンいたしました!!
キャッチコピーは「Hello,New Elements」。違うもの同士が出会い、影響しあって新しいものをつくりあげていくポジティブさを表現しています。
見どころ満載のこのWebサイトをいったいどのようにつくりあげてきたのか?
今回はその制作の裏側や企画エピソードを、実際に制作に携わったメンバーへの取材などを交えながら紹介いたします。

新卒採用パッケージ化
27卒採用サイトのプロジェクトは、昨年3月頃から始動していました。ずいぶんと早いようですが、実はこれには理由がありました。
昨年も、Webサイト、パンフレットなど、26年新卒採用に関してたくさんのものを制作しました。その際、テーマやデザインコンセプトは各制作物ごとに定めていました。そのため「新卒採用」としてひとつのコンセプトを定め、統一感を持たせたらもっと完成度が上がるのでは?という意見が出たのです。個別の制作物としてはとても素晴らしいものでしたから、次はさらにクオリティを上げていこう、というわけです。
そこで本年は、Webサイトやパンフレットなど27卒採用に関わる制作物や催しのすべてをパッケージ化し、一貫性と統一感を持たせることで、よりよい制作を目指しました。
パッケージ化の第一歩は「コンセプトの決定」と「コンセプトに合うキャッチコピーの作成」でした。
どのようなコンセプトにするか、ディレクターの舵取りのもと、「コアテックらしさとは?」「コアテックが大切にしていることを伝えられるコンセプトとは何か?」などを考え、相談を重ねました。プロジェクトメンバーにはデザイナー、コーダー、ライターがいましたが、案を出す際にはそれぞれの個性が活かされ、お互いの視点の違いに驚く場面もありました。
そのようにして熟考されたコンセプトは……、「元素」。
いろいろな性質を持った元素が繋がり、合わさって新しいものができる様子は、さまざまな役割を持った事業部や豊かな個性を持った社員が協力して新しいものをつくりだすコアテックの特徴と重なります。
このコンセプトをもとに考え、決定したキャッチコピーが「Hello,New Elements」です。
前述のコンセプトイメージを伝えつつ「まだ見ぬ新しい元素としてコアテックに参加してほしい」という新卒就活生の皆さんへのメッセージにもなっています。
コンセプトとキャッチコピーが決定し、Webサイト、サマーインターン、パンフレットなどの制作や催しが順次スタート。もっともメインになるのは「Webサイト」です。27年卒の皆さんにコアテックのことを知ってもらい、コアテックの魅力が伝わるよう、どのようなコンテンツを掲載しようかと案を練っていきました。
コンテンツ制作「インタビューリレー」
先輩社員へのインタビューは新卒採用サイトの毎年の定番のコンテンツです。実際に働いている社員の生の声をお届けすることができるので、今年も是非掲載したいと考えていました。
コンセプトに合わせつつ、楽しく読んでもらうためにはどのようなインタビューにしたらいいのか、チームで案を出していったところ「リレーにしては?」というアイディアが!
バトンを渡していくリレーには「繋がる」というイメージがしっくり合いますし、若手社員からベテラン社員へリレーしていくことでキャリアアップの例を見ていただくこともできます。
ということで「インタビューリレー」というコンテンツの制作が決定しました!
インタビュー対象の社員は、どなたも快くインタビューを引き受けてくれました。コアテックのどのようなところが気に入って入社を決めたのか、コアテックでどのように成長してきたのか、バトンを渡す先輩にはどんな印象を持っているか、などの質問に答えていただきましたが、掲載スペースの都合上、Webサイトのインタビューリレー記事内には書くことのできなかった話題が実はたくさんありました。
たとえばM.Kさんは「就職活動中に自分でサーバーを構築したことが自信になった。Web業界を目指す方には何か自分でひとつつくってみてほしい。自分で勉強したことは、自分の言葉で話すことができるから」という、自分の経験をもとにした未来の後輩へのアドバイスをしてくれました。
また、F.Kさんはコアテックの良いところについて「上長との距離が近くて、話がしやすいですね。話をするきっかけが多いというか。自分と年の近い上長もとても多いですし」と話してくれ、コミュニケーションの大切さについても語っていました。
なかには、インタビュアーと出身地が近いことがわかって地元トークで盛り上がったこともあります!
インタビューを通じて、新たな繋がりが生まれたように感じられました。
制作メンバーのお話
ここまで、どのように27卒採用パッケージプロジェクトを進めてきたのか、大まかな道筋や裏話を紹介してきました。ここからは、プロジェクトチームに取材を行い制作のこだわりや思いについて話を聞いていきます。
ディレクター Iさんインタビュー
まずは、プロジェクト全体の舵取りを行ったディレクターのIさんにお話を伺いました!
Q.1 パッケージ化の立ち上げから、Webサイトオープンまでのなかで、もっとも難しさを感じたのはどのような瞬間でしたか?
A.1 最初のパッケージ化立ち上げのフェーズですね。コンセプトを決める、という部分が難しかったです。パッケージ化、というのは初めての試みだったので、チームにとっても挑戦でしたし、同時に、これまでのディレクターとしての業務では企画立案をあまり経験してこなかったので、個人的にも挑戦でした。
Q.2 もっとも上手くいったと感じられたのはどのようなところですか?
A.2 複数の確認先に提出しなければならないなど、ややこしい状況での制作だったのですが、それでも混乱を起こさず、ミスもなく、交通整理を行いながら進行させられた点は上手くいったのではないかと思っています。
でも、本当はもっと整頓したかったんですけどね!さまざまな作業が同時進行だったので……。今後に活かしていきたいです。
Q.3 複数のコンテンツをパッケージとして制作しましたが、もっとも印象に残っているものや、制作過程などはありますか?
A.3 Webサイトのデザインです。デザインラフを見せていただいたときに「これは良いサイトになるな」と思いました。想像していた以上の良いデザインになっていたので。
もともと、デザインについてはそんなに心配していなかったんですよ、デザイナーへの信頼がありましたから。いつもこちらが想像している以上のものをつくってくれるんですが、今回も想像以上でした!
ディレクターはデザインをすることができませんから、デザイナーは僕らができないことをやってくれているわけです。けれども、デザイナーができないことをディレクターがやる、ということもあります。チームで協力して制作しているということですね。まさに、それぞれが違う個性を持つ「元素」が合わさって新しいものができる、というパッケージのコンセプトを体現するような動きになっていました。
Q.4 ディレクターとして仕事をするなかで、もっとも大切にしていることは何ですか?
A.4 バランス感覚です。たとえば、作業者とクライアントとエンドユーザーのどこに比重を置くべきなのか、何を求められていてどのように案件を進めていくべきなのか……、という、全体を見てバランスを取らなければなりません。
制作しているのは人間である、という意識を持つことも大切で、これもバランス感覚に含められると思います。効率を考えることは必要ですが、効率だけを重視すると結果的に仕事にならない、という事態になってしまうこともあります。デザイナーにもコーダーにも体調の変化があるし、感情もあります。目に見えなかったり数値化できないような部分も重要なんです。そこをきちんと意識するようにしています。
Q.5 今後、どんな方がコアテックに入ってきてくれたらいいな、と思いますか?
A.5 意欲があって、その意欲を継続させて膨らますことのできる方ですね。お互いに楽しく仕事ができるんじゃないかと思います。続けていくとできることも増えて、ますます仕事の楽しさが見えてくるようになりますから。すぐに諦めてしまわないで、継続することが大事だと思っています。

デザイナー Mさんインタビュー
次に、Webサイトデザインを行ったほか、パッケージ全体のアートディレクターもつとめたデザイナーのMさんにもお話を伺うことができました!
Q.1 Webサイトやパンフレットなどのデザインの「こだわり」はどんなところですか?
A.1 メインビジュアルです!
最初に目に入るところで「これはなんだろう?」と思ってスクロールしたくなる、という見た目にしたかったんです。「元素」のコンセプトは念頭に置いていましたが、元素そのもののイメージを強く出してしまうとむしろ何を伝えたいのか、どんな会社のWebサイトなのかわからなくなってしまうのでは、と思っていました。キャッチコピーの「Hello,New Elements」の「Hello」はプログラミングの最初の一歩の「Hello World」を意味しているので、コンピューターの要素を大きく見せて、元素についてはエッセンス程度にしました。
とにかく、ありふれたものではなく、これまでにあまり見たことがない、と思ってもらえるサイトにしたくて、妥協できませんでした。もちろん、納期は決まっていますから、そこに間に合うように制作しなければならず、妥協せずこだわりぬく時間をいかにつくるか、という苦労もありました。
Q.2 今回の制作を通して「挑戦」となったことはありますか?
A.2 新しいツールを使ってみたことです。時間に余裕がない状況での挑戦となったので、なかなか思うようにクオリティを上げられず、苦しかったですね。
また、昨年の26卒サイトのときにはアニメーションをほとんどすべてコーダーさんにお任せしていたんですが、今年はほぼすべて私がデザイン時に考えました。「このページにはこういう情報が掲載されているから、動きはこうしよう」といったように、画面に合致するアニメーションをデザインと同時進行で考えていきました。
Q.3 デザイナーとしてだけではなく、アートディレクターという役目も担っていましたが、難しさを感じたり、やりがいを感じた部分はありますか?
A.3 アートディレクターをやる、ということが初めてでしたから、まずは「そもそもアートディレクターって何をやればいいの?」というところからのスタートでした。複数人のデザイナーで制作にあたることはこれまでもありましたが、出来上がってきたデザインについてフィードバックを行う、ということが基本でした。そうではなく、制作に入る前のプランを確認して、そこが本質とズレているようだったら軌道修正に導く、というような動きが必要で、戸惑うこともありました。
立ち止まったり回り道をしながらも、アートディレクターとして全体のコンセプトを担保する、という経験ができ、この経験そのものが大きなやりがいだったと感じています。
Q.4 今回の制作物のデザインを自己評価するとしたら、どうなりますか?
A.4 全体的な雰囲気や出来栄えには満足しています。ただ、もっとスケジュールに余裕を持ちたかった、という思いがあります。実は、一度デザインの作業が走り出したものについて「やっぱり違う!」と白紙に戻したんです。本当は、そこを一度で決めきりたかったですね。
もっとできたはず、という思いはどんなデザインの時にも感じてしまいます。そういう「もっとできたはず」を感じないようにするためは、自分のスキルを上げて、レイアウトの幅を持たせられるようになったり、おもしろい見せ方ができるようになるしかないんです。特に最近はアウトプットが足りないと感じているので、プライベートの時間を使って自由な制作に取り組んでいます。これがすごく楽しいんです!
Q.5 今後、どんな方がコアテックに入ってきてくれたらいいな、と思いますか?
A.5 いままでにいなかったような方……、たとえばダイナミックなタイプの方が来てくれたらいいな、と思っています。デザイナーのチームには、いろいろな個性があった方がいいと思うので、強い個性を持った方が入ってきてくれたら嬉しいですね。自分にはないアイディアを出してくれそうですし。もっといろんなひとがいていいと思うので。
取材を通して、ディレクターとデザイナーのそれぞれが自分の経験を活かしながら新しい挑戦をして制作に取り組んできたことが伝わってきました。今回はメンバーのなかから2名のみを取り上げましたが、コーダー、ライター、アシスタントデザイナーなど、制作ではさまざまな職種の人々が協力しあっており、制作物はその協力のもと作り上げられています!
Hello, New Elements

コンセプト検討やコンテンツ制作の裏話、制作メンバーの思いなど、多方面のエピソードを紹介してきました。実は取り上げることのできなかった話題がまだまだたくさん……!
すべてを紹介しきれないほどに、ひとつのプロジェクトには多くの制作工程があります。そして、その工程に関わる多様な社員がいて、アイディアを出し合い、それぞれが得意とする技術を活かして取り組んでいるのです。
是非一度、このようにして出来上がったコアテック27年新卒採用サイトを覗いてみてください。そして、多くの社員が協力してひとつのものをつくりあげているコアテックという会社に興味を持っていただけたのなら、とても嬉しいです。
27卒採用サイト:https://core-tech.jp/fresh27/