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15TH ANNIVERSARY TALK

15周年特別企画 社員対談

入社年が同じ同期社員による対談企画。

取締役会 専務取締役渡辺 雅宏(Watanabe Masahiro) 取締役会 執行役員 野口 雄太(Noguchi Yuta)

2010 入社

2010年の主な出来事

  • 小惑星探査機「はやぶさ」7年ぶり帰還
  • ラグビー、帝京が悲願の大学日本一
  • 上海で万博開催
  • 初代iPad発売
  • Instagramサービス開始

2010

  • ソース管理やファイルアップのシステム導入を徹底してきたのも、きっと僕らの失敗があったからこそ。

    ── 入社した頃のお話を聞かせてください。

    野口
    僕が入ったのは渡辺さんの半年後くらい。自己紹介で「ぶーちゃんて呼んでください!」って言ったんですけど、それがとんでもなく滑りまして。忘れられないトラウマです(笑)
    渡辺
    結局当時からいる人はみんなあだ名で呼んでるでしょ。
    野口
    それはありがたかったです。一時期自分の名前が「野口」だって忘れてたくらい。そういう僕のキャラも相まってだと思いますが、エンジニアで入ったのに気がつけば窓口を担当していました(笑)
    渡辺
    普通は社用携帯って1人1台だけど、ぶーちゃんは5台くらい持ってたよね。まあ僕が渡したんだけど(笑)
    野口
    入社して2、3カ月くらいだったかな? ある朝会社に来たら、そのときの媒体数ぶん全部机に置いてあった(笑) 社内のエンジニアとクライアントの間に立ち、「あとどれくらいであがります!?」「すみませんもう少々お待ちを!」みたいなことをひたすらやり続けた記憶があります。渡辺さんは美容系のサイトを1人で開発していましたよね。
    渡辺
    開発からリリースまで全部1人で担当してた。リリース前夜にソースが全部消えたりもしてねえ……。
    野口
    そんなこともありましたね。どの媒体もリリースしては修正が入って。当時はリリースのたび、深夜に会社まで戻っていた気がしますよ。それが今ではこんなに平和な夜を迎えられるようになったんだから感慨深いです。ソース管理やファイルアップのシステム導入を徹底したのも、きっと僕らの失敗があったからこそ……ですよね?(笑)
    渡辺
    そうでしょう。当時は30人か40人くらいの小規模な会社だったぶん、一体感はめちゃくちゃあったよね。僕たちが業務で関わることはほぼなかったけど。
    野口
    ですね。渡辺さんはずっと上司だったので、フィードバックとかはしてもらっていましたが。
    渡辺
    1人で1サイトやってた頃、割とすぐ開発者をまとめる立場になったからなあ。あと飲みにはめちゃくちゃ行ったね。帰れなくなってもいいように近くの漫画喫茶を予約してから飲む、なんてこともあったし。
    野口
    某韓国焼酎を何本飲んだことか。
    渡辺
    距離の近さが昔のベンチャーらしかった。
    野口
    この対談を読む人に向けて言っておくと、昔の話ですからね(笑) それに強制ではありませんでしたよ。今はそういう飲み会は……渡辺さんが帰国したタイミングだけ。
  • 自分だけでできないからこそ、“組織づくり”に勤しんできた。今度は新天地・ベトナムで挑戦していきたい。

    ── エンジニアとして入社されたお二人。今の業務内容について教えてください。

    渡辺
    今ですか。何もしていません。
    野口
    台湾に行ってるでしょ!
    渡辺
    そう、台湾に駐在していて、子会社の立ち上げからずっと携わってきました。2018年に始めたので、もう6年になりますね。組織まわりとか経理とか、全体の取りまとめを担っている感じです。
    野口
    海外に行くのって抵抗なかったです?
    渡辺
    台湾はダーツが結構盛んだから楽しい。
    野口
    渡辺さんめちゃくちゃ上手いですもんね……って、聞きたいのはそこじゃないです(笑)
    渡辺
    僕はどちらかというと新しいことに手を出していくのが好きで、基本的にルーティンワークが苦手なんですよ。だから海外行きは新鮮で、むしろ「ちょうどよかったな」と思います。仕事の姿勢として常に「楽しんじゃおう」と思っているから、不安もあまりなかった。まあ、僕は多分考え方がエンジニアではないんでしょうね。入社前も一応エンジニアみたいな仕事をしていましたが、客先へ行って「どういうのがほしいですか?」「じゃあこうしましょう」と、ヒアリングから開発まで全部自分で担当していたし。それこそぶーちゃんはこれからベトナム拠点を立ち上げるわけだけど、不安はある?
    野口
    不安もありますけど、「いい経験になるだろうな」と思っています。正直、僕も渡辺さんと同じくエンジニア気質ではないんですよ。もともと自分でガリガリ書けるタイプではないと自覚していたから、今やっているような組織づくりのほうが楽しいかもしれない(笑) 以前にもSEOの会社を設立する際、前の社長に「立ち上げやってみない?」とお声掛けいただき異動したことがあって。「どう立ち行かせるか」を考えるのが楽しかったんですよね。最近は『QA』という新しいチームを大きくするために動いていたし、ベトナムでもそういうことができるならやりたいなと。
    渡辺
    今「エンジニアの仕事やって」って言われてもたぶんできないよね。
    野口
    そうですね。僕なんかはむしろ自分だけでできないからこそ、「どうやってほかの人に担ってもらうか」「どうやって組織がまわるようにするか」を常に考えてきたのかなと。……今思えば、そういうふうに人を動かすことが「面白い」と感じたのは“窓口担当”が最初だった気がします。
    渡辺
    見抜いてたんだわ。僕、人を見る目があるな。
    野口
    急にいいとこ取りするじゃないですか! でも、本当に「窓口をやっていなかったらここまで来てなかったかも」と思いますよ。
  • 誰しもどこかで壁にぶち当たる。だけどどんな仕事も楽しむ方向性で取り組むと、いい成長につながっていく。

    ── これからコアテックに入られる方へ、メッセージをお願いいたします。

    野口
    うちは自分がやりたいと思うことを積極的にできる会社だと思います。エンジニアに限らずディレクターになったり、僕なんて一回人事も経験したり(笑) だからこそ「僕はこれしかやらない」と決め込んでしまうよりは、「視野を広げて外に挑戦していく」という考えを持ってもらえるとうれしいですね。
    渡辺
    僕も似たことを考えていて、チャレンジすると失敗って付き物ですけど、「失敗したくないからやらない」というよりは「失敗してもいいじゃん」みたいなマインドが重要かなと思います。失敗したらそれをカバーするためにどうするか考えるじゃないですか。で、結果として上手くやれたらそれはもう失敗ではなくなるんですよ。
    野口
    会社自体もそういう試行錯誤の繰り返しでここまできた感じですもんね。
    渡辺
    「難しいな」「納期短いな」「技術的にできるかな」とか、誰でも絶対どこかで壁にぶち当たると思うんです。そのときにどんな仕事も楽しむ方向性でやってみると、いい成長につながるんじゃないかな。強い敵に対して「オラわくわくすっぞ!」って向き合うなんとか人みたいに(笑)
    野口
    それこそ海外出張も行ってみたらめちゃくちゃいい経験ができると思います。
    渡辺
    行けるんだったら1年でも2年でも行ったほうがいいですよ。せっかく台湾にもベトナムにも環境があるんだし。日本にいるだけでは経験できないことが、向こうには本当にたくさんある。「なんでこれが伝わらないんだろう」と考えることも多々あるので、そうやって考えの違う人と一緒に仕事をすると、かなり視野が広がるはずです。

    ── お二人の今後の目標を教えてください。

    野口
    ベトナムのエンジニアを増やすこと。すなわち開発力アップとグループの組織強化ですね。それが自分に課せられた絶対的なミッションだと思っているので、全力を注ぎます。
    渡辺
    僕はやっぱりダーツバーの経営ですね。
    野口
    それじゃ仕事辞めてるじゃないですか! 僕が「ベトナムの立ち上げやるぞ」って決めたのは渡辺さんが海外展開を担当してたからなのに。「一緒にできたら面白そうだな」って。
    渡辺
    そうなの? ベトナムも、ホーチミンの少しあとに立ち上げるハノイのほうはかなり関わるだろうけど、どうしようかな~。ぶーちゃんを出し抜いてやろうかな(笑)
    野口
    勘弁してください(笑) 渡辺さんの今までの経験を聞かせてほしいですよ。
    渡辺
    冗談はさておき、台湾事業も引き続き安定と拡大を図りたいです。これからベトナムに行く人の前で言うのもなんですけど、働き続けていたら向こうに“ホームっぽさ”を感じるようになったんですよ。言葉も文化もわからない状態で責任者として向こうへ行き、メンバーを選び、社員が入ってきてちょっと仲良くなって……となると、もはや家族に近い感覚で。そうすると下手に「日本戻るわ」とは言えないし、実際「見捨てて帰れないな」とも思うようになる。今なんてむしろ日本に帰ってきたときのほうがアウェー感があるもん。
    野口
    僕、今のところベトナムには「2、3年くらいかな」と思っているんですけど、これは……行ってみないとわからないかもしれませんね。
    渡辺
    たぶん帰ってこないね(笑) あとはもちろん、ベトナムを軌道に乗せることも目標です。というか使命ですよ。
    野口
    一緒にコアテックをアジア市場へ広げていきましょう!
    渡辺
    まあ、そこまで言うならしょうがないな。協力していきましょう。
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