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2025.01.27

Google Search Console のクロールの統計情報で平均応答時間に動きがあった際の確認方法

テクログseo-marketing

Google Search Console ヘルプから引用
https://support.google.com/webmasters/answer/9679690?hl=ja

Google Search Console のクロールの統計情報とは

Google Search Console の左側のメニュー「設定」⇒「クロールの統計情報」の手順でアクセスできます。

この画面には、Googleのクローラが毎日どの程度アクセスしてきているか、クローラに対しての応答時間がどのくらいか、といった情報が表示されています。

Google Search Console のヘルプページでは以下のように説明されています。

クロールの統計情報レポートには、ウェブサイトの Google のクロール履歴に関する統計情報が表示されます。たとえば、リクエストの数、サーバーからのレスポンスのタイミングや内容、可用性に関する問題の有無などです。このレポートを使用すると、Google がサイトをクロールした際に配信に関する問題が検出されたかどうかを確認できます。

Google Search Console ヘルプから引用
https://support.google.com/webmasters/answer/9679690?hl=ja

事例の紹介

私が担当しているサイトのGoogle Search Console クロール統計情報画面で、クロールのリクエスト数が増加したのと同タイミングで平均応答時間が速くなっていたケースがありました。

ファイルごとの平均応答時間

Google Search Console クロールの統計情報画面を少し下にスクロールすると「ファイル形式別」という項目があります。

この項目で、HTML、JavaScript、CSS、画像、その他 といったファイルごとの平均応答速度を確認できます。

下記キャプチャのファイル別のグラフを開くと、ファイル別のクローラからのリクエスト数、ダウンロードサイズ、平均応答時間のデータをダウンロードできます。

Google Search Console ヘルプから引用
https://support.google.com/webmasters/answer/9679690?hl=ja

上記のファイル別のグラフは Google Search Console ヘルプ ページの動画に出ていたグラフです。

私が担当しているサイトのファイル別の推移を確認したところ、JavaScriptとCSSへのアクセスが増加したタイミングで平均応答時間が速くなっていたことがわかりました。

また、HTMLはJavaScriptやCSSと比べて応答時間が遅いことも確認できました。

平均応答時間が速くなったのは応答の速いJavaScriptとCSSへのアクセスが増えたことが理由だった

HTML、JavaScript、CSSへのクローラからのアクセス比率とサイト全体の平均応答時間の推移を1つのグラフにまとめてみました。

下記のグラフがダウンロードデータから作成したものです。

11/24頃、1/9頃にHTMLへのクロール比率が減少、JavaScript、CSSのクロール率が増加、平均応答時間が速くなっています。

JavaScript、CSSへのクローラからのアクセスが増加した原因は不明ですが、過去の推移を見ても波があるので、通常の動きなのだと思います。

まとめ

クロールの統計情報の画面を見た際に、平均応答時間が急に遅くなったり速くなったりした際には、ファイル別の統計情報を見てみるのもおすすめです。

応答の速い・遅いファイルへのアクセスが増減したことで、平均応答時間が動いていることがあるからです。

Googleが推奨する応答時間について

Google は Time to First Byte (TTFB) 800ミリ秒以内を推奨しているようで、Google PageSpeed Insights で Time to First Byte (TTFB) が800ミリ秒以内 だとGoodとして緑色になります。

私の担当しているサイトでは、HTMLの平均応答時間が1200ミリ秒、 Time to First Byte (TTFB) が1300ミリ秒と遅いので、今後速度改善を進めていけたらと考えています。

あえてブログに書くほどのネタではなかったかもしれませんが、この情報がどなたかの役に立てば幸いです。

この記事を書いた人

そら

入社年2014年

出身地栃木県

業務内容WEBマーケティング

特技・趣味サーフィン

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