2025.12.02
最近よく作品を追いかけている望月けいさん。
先日、新しい個展「俗世」がスタートしました。
開催が発表された時からずっと楽しみにしていて、
「初週には必ず行こう」と決めていたので、開幕してすぐの週末に足を運んできました。
会場に入った瞬間から、独特の空気に包まれて、
この世界観はやっぱり“望月けいさんにしか作れないものだな…”と強く実感。

展示された作品はどれも圧倒的で、絵の持つ温度や静けさ、
そして濃密な空気がそのまま空間に溶け込んでいるような感覚がありました。
とくに印象的だったのは、会場に時折響くノイズ音。
それが作品の世界と現実の境界を曖昧にして、
まるで「俗世」というテーマの中に自分ごと吸い込まれていくようでした。

展示を見終えた時、胸の奥がじんわり温かくなるような、
それでいて少しだけ日常が違って見えるような――
そんな余韻がずっと続いています。
今回の個展「俗世」は 12月15日(月)まで開催されています。
時間が合う方はぜひ足を運んでみてください。
写真では伝わらない空気や質感に、きっと心を掴まれると思います。