2026.04.10
はじめに
日本を含め、フランス・アメリカ・台湾など
多くの国では乾杯の挨拶はシンプルです。
- 日本: 乾杯(カンパイ)
- フランス:Santé(サンテ)※カジュアルだと「Tchin-tchin(チンチン)」
- アメリカ:Cheers(チアーズ)
-
台湾(中国語):乾杯(ガンぺイ)
いずれも短く、一言で完結します。
ベトナムの場合
ベトナムでは大きく異なります。
👉 乾杯が非常に長い

さらに、コール&レスポンス形式で
複数回の掛け合いが発生します。
実際の乾杯の流れ(現地の一例)
現地では、乾杯の“準備”から既に日本と違います
- 社員の誰かが自家製のお酒を持参(非常に高いアルコール)
- 容器は灯油タンクのような見た目のもの
- 店側が各テーブルに氷入りのボウルを用意
- そこにお酒を注ぐ
- 柄杓でショットグラスに取り分ける
👉 この時点で既にイベント感が強い

そして、
👉「Anh em ơi!(みんなー!)」で掛け合いが始まります
実際の掛け合い

それぞれの意味
- Anh:年上男性
- em:年下(男女)
- chị:年上女性
- ơi:呼びかけ
👉 「Anh em ơi!」=「みんな!」
場に応じて、
※実際は厳密な使い分けというより、場に応じて柔軟に呼びかけが変わります
Hai! Ba!(2!3!)
→ Zô!!!(乾杯!)
👉 基本はこれを繰り返します
Hai! Ba!
→ Uống!!!(飲もう!)
👉 3回目で変化するパターンもあります
ここまでは省略版で言える日本人も多い
Uống thế nào?(どう飲む?)
→ Uống hết!!!(全部飲む!)
Hết thế nào?(どう全部?)
→ Hết sạch!!!(全部飲み干す!)
Sạch thế nào?(どれくらい?)
→ Sạch sành sanh!!!(完全に空にする!)
👉 このパートは上級者向け
Dzô
→ ba!
👉 「3のカウントで一気に飲むぞ」
意味のまとめ
掛け合いで“飲み切る流れ”を作る構造です
単なる挨拶ではなく、
👉 一体感を作るためのコール
覚え方
乾杯の構成としては以下の通り
BとDを押さえれば十分
👉「Hai! Ba! → Zô!!!」だけで参加可能です
上級者パート
👉 コールについては語呂で覚えます(まずはコールからだと覚えやすい)
👉 コール覚えたらレスポンスも覚えられます
レスポンスは前後の単語を連結させます
さいごに
ベトナムの乾杯は、
単なる儀式ではなく“場を作る行為”です。
準備段階から巻き込み型で進み、
全員で一体感を作る文化です。
この文化に適応することで、
関係構築のスピードは大きく変わります。