2019.07.22
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REVIEW
レビュー
はじめまして、今年4月入社ののすけです。
あまり書くことが思いつかないので
最近観た映画の「プロメア」について書こうと思います。
「プロメア」とはテレビアニメの『天元突破グレンラガン』『キルラキル』でタッグを組んだ今石洋之・中島かずきがそれぞれ監督・脚本を務めた作品で
天元突破グレンラガンとかキルラキルに近い作品が観たいなあと思っている人が
天元突破グレンラガンとかキルラキルに近い作品なんだろうなあと思って観ると
天元突破グレンラガンとかキルラキルに近い作品が提供される。
そのような需要供給一致型の映画と言われていて、期待通り面白かったです。
「プロメア」には映画として作られたことによる良い効果がでていて、テレビアニメではおおむね22分区切りの放送時間枠に合わせる制約の難しさのせいか話数が増えるほど「このシーンとか、劇場版でまとめるとなると真っ先にカットされそうだなあ」というシーンがやむを得ずあったりなかったりしますが、「プロメア」にはあまりありません。元から劇場作品だからです。
そういった意味で、話運びの勢いが持ち味でもある作品を作ってきた人たちが比較的その制約が緩く短い時間でまとめる必要がある媒体で作ったからか、終始テンポが良いです。
それとクオリティの高い映像表現とが相まって最後まで楽しかったです。
今回「プロメア」を観るにあたってなるべく事前の情報を入れずにはいようとしていたのですが、公開から1か月以上たっていることもありまっさらな状態で観ることできませんでした。
しかし幸いなことにそれによって映画の楽しさが損なわれるということはあまりありませんでした。
その理由として第一に、物語上の予期しない展開や謎が、面白さの大部分を占める類の作品ではないということ。
次に知ったところで実際に観なければ良くわからない情報が語られがちであることが挙げられます。
例えば僕が鑑賞前にうっかり読んでしまったツイートに
”堺雅人の滅殺開墾ビームが観れるのは「プロメア」だけ”
というようなものがあります。
堺雅人が主要キャラクターの声優を務めているというのは知っていたのですが、これだけ読んでも何のことやらさっぱりわからず、何かの比喩かと思いつつ劇場に足を運んだところ、本当に堺雅人の滅殺開墾ビームが堺雅人の滅殺開墾ビームでした。
堺雅人の滅殺開墾ビームと聞いてもわけがわからないと思いますが、それをぜひ劇場で確かめてほしいと思います。
なぜなら堺雅人の滅殺開墾ビームが観れるのは「プロメア」だけだからです。
ではさっそく観ようとしてもこの映画、放映館が限られていて、コアテックからだとヒューマントラストシネマ渋谷が一番近いです。
公開から日が経っており、放映を終える館も出てきているので早めに観るのがおすすめです。