COMPANY SERVICE STAFF BLOG NEWS CONTACT

STAFF BLOG

スタッフブログ

NOTE

雑記

2024.08.29

【両刃カミソリの愉しみ】クラシックシェービング3つの魅力を解説

雑記

初めまして

今日は筆者が日常の愉しみにしている、両刃カミソリを用いたクラシックシェービングについて語ろうと思います。
本記事はこんなあなたにおすすめです。

・安く髭剃りを済ませたい方

・新しい趣味を見つけたい方

・実用性に重きを置く方

・現代社会に生きる全ての方

それでは暫しの間、お付き合いをお願いします。

両刃カミソリ・クラシックシェービングとは?

1枚刃のカミソリをT字型のホルダーに装着して使用するのが両刃カミソリです。

両刃カミソリ1

薬局で見かける機会もめっきり減り、存在そのものを知っている方も少なくなってきているように思います。イメージとしては、スケバンが指に挟んで相手を切りつける板状の薄いカミソリ、それがまさしく両刃カミソリの刃です。

ホルダーに関しては主に3ピース構造とバタフライオープン構造に分かれています。

3ピース構造はハンドル・下板・上板から構成されています。下板と上板に刃を挟んでねじ止めする構造です。構造が簡単で耐久性が高いこともあり、特に好んで愛用しています。

両刃カミソリ2

バタフライオープン構造はハンドルのダイヤルを回転させると上板が観音開きになり、そこから刃を交換する仕組みです。3ピース構造と比べ、安全に刃を交換できます。

別名TTO(Twist to Open)とも呼ばれています。

両刃カミソリ3

両刃カミソリを用いたシェービングを一般に「クラシックシェービング」と呼び、懐古文化の一つとして世界中の愛好家達から広く親しまれています。

両刃カミソリ・クラシックシェービング3つの魅力

電動シェーバーや安全カミソリ、脱毛が主流になっている現代日本で、筆者がクラシックシェービングに興じてしまう3つの魅力をそれぞれ解説します。

1.優れた経済性

両刃カミソリの刃は1枚あたり平均20〜50円程度と非常に安価。高価な部類でも1枚100円しない程度の価格相場です。

1枚約250〜300円のカートリッジ式替刃と比べて非常に経済的なので、2〜3回のシェービングで気兼ねなくジャブジャブ交換できます。

替刃1

ホルダーについても安価帯は1,000円程度で購入できます。ただし青天井の世界なので、高価格帯はハイエンド電動シェーバー以上になります。特に愛好家の間で人気が高いgillette vintageはオークションで高値取引されています。

しかしながら実用性だけに振り切れば、スキンケアアイテムを含めても3,000円で、缶コーヒーが買える程度のお釣りが返ってきます。

2.奥深い嗜好性

両刃カミソリは刃とホルダーが全世界共通規格です。そのため「国産刃×イギリス製ホルダー」といった、さながら日英同盟のようなタッグも実現できます。刃とホルダーは無数にありますから、自分の好きな組み合わせを見つけられる嗜好性が魅力の一つ。ちなみに筆者は国産刃×エジプト製3ピースホルダーを好んで愛用しています。

両刃カミソリ4

クラシックシェービングは電動シェーバーや安全カミソリと異なり、剃る技術が無ければ顔中血塗れになります。そのため洗礼として初めてから10回程度までは、皮膚を切りながら安全な剃毛技術を模索します。筆者も初めてシェービングをした時は顎がトマトになり、その姿はまるでタバスコの瓶のようでした。

愛好家間でも剃毛に関してそれぞれ意見が分かれるなど、技術が求められるアナクロニズムならではの奥深さが嗜好性をより際立たせています。

3.圧倒的な実用性

両刃カミソリを愛用しているバーバーは多く、いわゆるプロの仕上がりを自宅で再現できます。前述の通り皮膚を切りやすいですが、それは裏返せば深剃りができるということ。

両刃カミソリ特有の小気味好い「チリ・・・チリ・・・」という、深剃り音は病みつきになります。

ケアアイテム1

ただし肌の事前蒸らしや丁寧なカミソリさばき、アフターケアが重要なので、シェービングに時間を要します。もし両刃カミソリを電動シェーバーや安全カミソリと同じように扱うと、あっという間に血塗れになるでしょう。

まとめ

「どんな髭剃りにも哲学はあるってね、どこかで読んだよ。 実際、そうしなければ誰も生き残ってなんかいけないのさ。」

著:村上 春樹 1973年のピンボール

ハルキストならピンとくるセリフ、小説「1973年のピンボール」の一節です。

両刃カミソリ5

合理性が求められる現代社会ではスピーディに剃れる電動シェーバーや安全カミソリ、また剃毛そのものが不要になる永久脱毛が主流になるのは、その最たる現代人の哲学の表れのような気がしてなりません。

しかしながら忙しない現代社会に生きているからこそ、両刃カミソリは時間を贅沢に浪費するゆとりと精神の自由を与えてくれます。

クラシックシェービングを通じて1日の中に余白を設ける、そんな愉しみは如何だろうか?

この記事を書いた人

306

入社年2023年

出身地奈良

業務内容Webマーケティング

特技・趣味水煙草

雑記に関する記事一覧

TOP